うめわさび日記

酸っぱいことも からいことも、なんでもかんでも雑多に

脱コル

フェミニズムについて勉強し始めて以来、脱コルについてずっと考えています。

私はメイクのプロセスが好きだしコスメを買うのも好き。アイシャドウやらリップやら、店先に並んでいるのを見ているだけでも楽しいしときめく。新しいのを買って帰って、包装を開けるときのわくわくといったらない。18からへたくそなりにメイクしはじめて、もう10年を超える年月が経つと思うと感慨深い。

一方で、社会人である女性のメイクがマナーとされるのはおかしい。絶対におかしい。男性がメイクをしないのはマナー違反じゃない。女性の素肌はマナー違反。なぜ?女性はいつもきれいでいて、周囲の目を楽しませるために働いているわけではない。

化粧するにはお金がかかる。時間もかかる。それを一方の性別にだけ強いるのは道理が通らないだろう。

でも、コスメが好きなわたしはそれが変だということになかなか気が付かなかった。

ヒールもそう。足を変形させて、痛みに耐えて血を流してまで、はくものではなかった。かわいいと思う、かっこいいと思う、でもある属性にのみ強制するべきではないのは当然だ。

髪をベリーショートにして、Tシャツにパンツスタイル、コスメ全部捨てたという投稿をうらやましく思う。

私の呪いはまだ解けていない。化粧もするしスカートもはく。けれどそれが主体的であると主張はできない。社会的通念にとらわれていることにはせめて、自覚的でありたい。